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木屋長工務店スタッフブログ
手仕事2020.06.21
梅雨明けが待ち遠しいですね。
あとひと月くらい辛抱かな?
さて、弊社栗東展示場の移転計画に伴い、先ず事務所棟建築に取り掛かっています。
今回、プレカット加工(工場での機械加工)ではなく、
弊社の若手大工に構造材の墨付け並びに手刻みによる加工をしてもらっています。
自身で墨付け、刻みをすることで、構造の仕組みが理解でき、リフォーム工事等に必ず活きてきます。
この柱は抜いても大丈夫なのか?
この壁は壊しても問題ないのか?等、
設計士から相談されることもあります。
もちろん確かな構造計算は必要になってきますが・・・。
近年は、大工職を目指す方がとても少なく、
また墨付け手刻み加工ができる大工さんが年々現役を引退し、後継者不足は否めない状況です。
弊社では、熟練大工の指導の下、若い大工育成にも取り組んでいます。
それが、大工の技術のみならず、人間力の向上、伝統文化の継承にも繋がるものと考えるからです。
手間を惜しまず、しっかりとした仕事ができるよう、これからも次代を担う大工の育成にも力を注いで参ります。
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